ビスケット(Viscuit)

釣りに没頭してずいぶん更新をサボっていた(@Udemy11)です。

燃え尽き症候群というわけではなく、春になって釣れる魚が増えてきたので、釣りの誘惑に勝てず、約3ヶ月も更新をサボるという事態になってしまいました。

と言いつつも、サイトのアクセス数は気になっていたので、きちんと日々のアクセス数はチェックしていました。
ちなみに、ここ数ヶ月の月別アクセス数は、次のような感じに推移しています。

Udemyfunのアクセス推移

1年間継続して記事を更新した結果がアクセスとして出てきている感じですね。

Python学習365日チャレンジを始めたのが2020年2月10日なので、徐々にアクセスが増えつつも、1年経過してからのアクセスの伸び率が高くなっています。
しっかりと更新し続ければ結果が見えてくるので、いかにモチベーションを高く持って質の高い記事を提供できるかがアクセス数を増やすポイントだと言えます。

といいつつ、このまま更新をサボっているとあっという間にアクセスが減っていくのが目に見えているので、釣りのモチベーションが下がってきたら、Googleスプレッドシートの講座もきちんと作って、記事も更新したいと思います。

ちなみに最近はアオリイカのヤエン釣りにハマっていて、調子が良ければこのようないいサイズのアオリイカを釣り上げています。

アオリイカ

アオリイカはイカの王様と言われるくらい美味しくて、市場では結構な値がつくので、自分で釣って食べるアオリイカは最高ですよ。

釣りに興味がある方は、ぜひアオリイカのヤエン釣りを体験してみてください。

ちょっと話が脱線しすぎてしまいましたが、今回紹介するのは、子供向けプログラミングアプリの中でも群を抜いてわかりやすく楽しいアプリ【ビスケット(Viscuit)】です。

2020年には小学校の必須科目にプログラミングが導入された影響で、どんどんプログラミングスクールが増えていっています。

ScratchやSwift Playgroundsなど、様々なプログラミングアプリもリリースされていますが、やはり操作が複雑でなかなか直感的に理解するのは難しいというのが実際に使ってみての感想です。

しかし、ビスケット(Viscuit)は、直感だけで使えるうえ、複雑なゲームも直感的に作ることができるので、プログラミングと言う概念を持たなくてもプログラミング的思考を身につけることができます。

今日は、そんな楽しくプログラミング的思考を学ぶことができるビスケットを簡単に紹介したいとおもいます。

お絵かきアプリ?

子供向けプログラミングアプリに興味がある方なら一度は名前を聞いたことがあると思いますが、実際に使ってみたことがある人は少ないかもしれません。

というのが、見た目のイメージがお絵かきアプリのような感じを受けるからです。

動かすオブジェクトは、自分で描いた絵なので、まずはフリーハンドでオブジェクトを作るところから始まります。

ビスケットで描いた魚

このインターフェイスがビスケットの特徴なのですが、このお絵かきインターフェイスの影響もあって、お絵かきアプリのような印象を与えているのかもしれません。

とはいえ、この機能があるおかげで、幼稚園児でも簡単に絵を描くことができるうえ、その描いた絵を動かしたりできるので、他の子供向けプログラミングアプリに比べると、子どもたちの食いつきが非常にいいということが特徴です。

メガネがコード?

Pythonであれば、オブジェクトを動かす場合、キャンパスのサイズを決めて、オブジェクトを作って、座標を動かして、繰り返しを行うというようなコードを書く必要があります。

ビスケットなら、絵(オブジェクト)を描いて、メガネを作ってオブジェクトをメガネに入れるだけで、オブジェクトを動かすことができます。

ビスケットでプログラミング

メガネと呼んでいる命令を実行する一種のコマンドにオブジェクトを入れて、命令を実行するだけなので、ほんと幼稚園児でも自分の描いた絵を動かすことができます。

幼稚園児や小学生が、初めて自分で描いた絵を自分で動かせたときの驚きと感動の瞬間の様子を見ると、思わず笑顔がでちゃいます。

条件分岐は?

条件分岐は、if文ですが、これもメガネに含まれています。

たとえば、「オブジェクトAとオブジェクトBがぶつかったとき」という条件の場合、メガネの左にAとBを入れて、メガネの右に、どうなるかをオブジェクトに入れます。

子供向けプログラミングアプリ ビスケット

上記の画像の場合、上2つのメガネは、青の魚が右に動くというコードと、オレンジの魚が左に動くというコードを描いたメガネになります。

一番下のメガネは、「青の魚とオレンジの魚がぶつかったら」という条件をメガネの左に入れて、右のメガネには、「青の魚は少し左上に移動して、オレンジの魚は、少し左下に移動する」という結果を表現したメガネになります。

これをコードで書こうと思ったら、座標を入れたり、オブジェクトを指定したりなど、結構なコードを書く必要がありますが、ビスケットなら、絵を書いて、メガネに絵を入れるだけでこのような条件分岐も表現することができちゃいます。

ループも簡単

やはりプログラミングといえば、ループでしょ!というくらい、ループはプログラミングの特徴的なコマンドですが、ビスケットでももちろんループを使うことができます。

というより、メガネでオブジェクトを動かした時点で移動のループを使っているので、メガネにループのコマンドが含まれていると考えるとわかりやすいかと思います。

さらに、このループを使うことで、きれいな模様を描くことができます。

ビスケットでプログラミング ループで模様を描く

オブジェクトAが回転して新しいオブジェクトCを追加していくメガネを作っていますが、このメガネはループされているので、どんどんオブジェクトCを生み出して円を描く模様が出来上がります。

このような模様を簡単に描くことができるので、子どもたちの食いつき具合もハンバありません。

算数や国語の勉強もできちゃう

このアプリのすごいところは、発想次第で、プログラミング教育以外の科目にも活用できちゃうところです。

一例を上げると、【人】と【木】がぶつかれば【休】という漢字ができるというメガネを作ったり、【3】と【7】が合わさって【10】になるというメガネを作って、国語や算数の学習に使うことができます。

ビスケット プログラミング 漢字と計算

他にも、畑に種を蒔いて、雨が降れば成長して植物が育って、その果実を鳥が食べて、種を他のところに落としてその繰り返しが起こるという生態系を描くことで理科の学習にも使えるし、歴史をストーリー仕立てにした紙芝居のような使い方もできます。

ほんとビスケットは使い方次第でどんな科目にも使えてさらにICTリテラシーも高めることができる小学校のICT教育にうってつけのアプリなんです。

まとめ

非常に簡単にビスケット(Viscuit)の特徴を紹介してきましたが、ビスケットがただのお絵かきアプリではなく、直感でプログラミングを扱うことができ、かなり自由度の高い優秀なプログラミング学習アプリであることをわかっていただけたかと思います。

さらにプログラミングだけでなく、算数や国語、理科社会までビスケットを使って学習できるので、子どもたちのICTリテラシーを育てることができます。

最もすごいのは、子どもたちだけでなく、大人も楽しめるので、教育熱心な先生方の想像力を働かせれば、子どもたちの学習意欲や発想力をより一層伸ばすことができちゃうところです。

ぜひ、この素晴らしいアプリを使って、自分自身が楽しみながら、子どもたちにプログラミングの楽しい世界を味あわせてあげてください。