これからUdemyで講師デビューを考えているあなたに役立つであろう7つの質問シリーズ第4弾!
第4弾となる今回は、
「【ゼロから始めるデータ分析】ビジネスケースで学ぶPythonデータサイエンス入門」
の講師の方にインタビューに答えていただきました!
Pythonデータサイエンス入門講座を受講したのち、講師の方に直接コンタクトを取ってみたところ、なんともま~怪しい受講生!?からの怪しい依頼!?にも関わらず、インタビューを快諾していただきました。
ちなみに、受講した講座については、こちらの
で紹介しています。
pythonを1から学習したい方にはおすすめの講座なので、ぜひ受講してみて下さい!
それでは、講師の紹介をしていきたいと思います。
インタビュイー
第4弾となる「Udemyで講師デビューを考えているあなたに役立つであろう7つの質問」に答えていただいたのは、
高田 朋貴 氏
Udemyの講師紹介によると、
明治大学大学院理工学研究科修了。博士(理学)。専門はコンピュータサイエンス(言語処理、人工知能等)や概念形成など。
大学生を対象としたデータ活用実践講座等、データサイエンス講座講師を経験。
実務では企業とデータサイエンティストをマッチングさせる「DeepAnalytics」を中心に、分析コンサルティングやコンテスト設計・運営等、データビジネス業務に従事。
趣味は和太鼓、おわら。
この講座では、すでに2,122名もの人が受講していて、講座の評価は4.4という高評価を獲得しています。(2017/12/17時点)
Udemyの講師紹介から想像するに、どうしても
「機械と会話するパソコンオタク?」
的な印象を受けてしまうのは私だけ(笑)
でもある意味、私も含めてプログラミングに興味のある人間は間違いなく
「機械と会話するオタク」
みたいなもんですけどね(笑)
あとちらっと気になったのは、最後の
「趣味は和太鼓、おわら」
というところです。
なので、今回、7つの質問に加えて、追加でおまけの質問をしていますので、お楽しみに。
といっても興味ある人いるかな〜(笑)
では早速、質問への回答を紹介していきましょう!
講師デビューに役立つ7つの質問
- Udemyはいつ、どのようにして知りましたか?
- Udemyの講座を開設しようと思ったきっかけは?
- 準備にどれくらいの期間を要しましたか?
- 講座を作るために使用した機材や素材の入手先は?(ハード&ソフト&画像など)
- 講座を開設するうえで苦労したことは何ですか?
- 講座開設のためのUdemyのサポートは充実していましたか?
- 講座を開設してみた率直な感想をお願いします!
実は私はudemyのことを全く知らなかったのですが、社内会議の中でudemyのことを知りました。
初めてudemyを見た時は英語の講座が多い印象でしたが、日本語の講座も既に色々と立ち上がっており、ベネッセさんとの提携話も含め、今後伸びそうなオンラインプラットフォームだなと感じたのを覚えています。
会議に呼ばれ、上長より「講師は高田」と指名されたことがきっかけです(笑)
過去にデータサイエンスの講座講師等はしていましたが、データサイエンスの定義がまだまだ曖昧であることや、専門家による説明は一般受講者にとっては、
かなり難解なイメージを持たれるのでは?
と感じていました。
一方で実際には、データサイエンスは一部の専門家だけが扱えれば良い領域ではないとも感じており、自身が講座を作るのであれば、色んな人が学びを始めるきっかけとなるような講座を作ってみたいと思いました。
約1ヵ月です。
指名された時点でお尻(撮影日)が決まっていたので、他業務も並行しながら、かなり急ピッチで準備しました。
今回の講座ではWindows及びMacも対象にしたいという要望があったので、MacとWindowsの2台のパソコンを使いました。
また、資料作成のソフトにはパワーポイントを使いました。資料は本講座の為に0から作っています。
プログラムについては「jupyter notebook」を使いました。
こちらは講座の最初のたたき台検討の為にも使っており、プログラムを書き、動かしながら、
こんなことを説明したらいいな
とか、
こんな絵を使って説明したいな
とか、色々妄想しながら書き連ねました。
全体像を、先に実際のプログラムや言葉で落とせたのは、講座作成においてとても役に立ったかなと思います。
撮影に関しては、協力会社さんのご協力のもと、スタジオをお借りして撮影をしました。
ボイス用のピンマイクと、テレビ撮影現場みたいな緑スクリーンを背景に、自身が写るディスプレイを見ながら、カメラに向かって撮影、みたいな環境でした。
カメラに向かって一人で喋る長時間撮影は初めてのことでしたので、大変緊張しました。
一部撮影後の動画修正の為に、iMovieやQuickTimeのディスプレイ録画機能等も利用しました。
とにかく撮影まで時間がなかったことですね。
コンテンツ内容はゼロベースの出発だった為、走って考えて走って考えての連続で、毎日が終わっていきました。
時間がない中、特に大変だったのは
「どうやったら受講者様に伝わるか?」
を考えて、どうやって内容に反映させるかというところです。
もっと言ってしまえば、自らの当たり前とそうでないものを切り離す作業が大変でした。
1章分のコンテンツを作っては模擬講義を開催し、勤務時間外にも関わらず、社内のデータサイエンス初学習者に、何度も模擬講義にお付き合いいただきました。
模擬講座では必ず、自分が思いもよらない想定外の質問があり、
初心者の方が
どういうところでつまずくのか?
どういうところが気になるのか?
など、自分にとって、たくさんの学びがありました。
私の講座には、模擬授業でのフィードバックが大きく反映されており、協力者の皆さまのおかげで作ることができた講座でもあります。
連日の模擬講義は、体力的にハードではあったものの、意外に楽しかったのを覚えています。
また、模擬講義は短期間で仕上げる為のマイルストーンとしても大変効果的だったとも思います。
次の模擬講義までにコンテンツが仕上がっていないといけないので(笑)
はい、作成前から作成後についても色々とご配慮いただいております。
udemyの機能の細かな部分については、どうしてもわからない部分がありましたが、私がわからないことについて、丁寧に対応いただいたので、大変ありがたかったです。
任務完了
という満足感がありました(笑)
講座を開設したことにより、私自身データサイエンスの理解がより深まりましたし、
データサイエンスとは何なのか?
といった指針も以前よりも明確になった気がしています。
また自身のステップアップとして、講座開設したことは大変プラスだったと感じています。
次回講座も頑張りますので、ぜひご期待下さい!
「【ゼロから始めるデータ分析】ビジネスケースで学ぶPythonデータサイエンス入門」
が、個人ではなく、会社の至上命令?で作成された講座だったとは!
それも、1ヶ月という短期間で作り上げたというからビックリです!
高田さんの講座を受講しているときに、画面の背景が合成された画像だったので気になってたんですが、プロが使うスタジオを使って撮影してたわけですね。
そりゃ〜、クオリティーも高くなります。
私が感じたインタビューの中でもっとも重要なポイントは、
「どうやったら受講者に伝わるか?」
を考えるところです。
講座を受講するのは、読んで字のごとく、受講者です。
(そのまますぎてなんもいえね〜(笑))
受講者がどう受け止めて、どんな講座なら満足するかを考えて内容を精査しないと人気の講座にはなりません。
高田さんがすごいのは、忙しいスケジュールの中、社内のデータサイエンス未経験者?に対して、講座を作りながら、模擬授業を行なった上で、講座の内容に磨きをかけているところです。
PDCAを繰り返すことの大切さは理解しているものの、実際にここまでできている講座はなかなかありません。
「【ゼロから始めるデータ分析】ビジネスケースで学ぶPythonデータサイエンス入門」
が人気の講座である秘密!?を垣間見た気がしました。
今回のインタビューは、あなたがUdemyで講師デビューを果すために、かなり参考になる内容だったのではないでしょうか。
その気になれば、誰もがUdemyの講師になることができます。
迷ってる暇はありませんよ!
と締めくくって、終わりそうなところですが、
On more thing
最後に、ちょっと気になったことを聞いてみました。
- ところで、趣味に「和太鼓、おわら」とありますが?
おわらは富山県の盆踊りで、9月1日から3日まで三日三晩続く、とても静かな踊りです。
唄、太鼓、三味線と、胡弓と呼ばれる中国の二胡のような楽器が特徴的です。(よく勘違いされますが、立派な日本の楽器です)
唄は民謡なので、あまり馴染みがある方は少ないですが、よくよく歌詞を聴くとほぼ色恋のお話で、今も昔も恋愛ソングは人間の興味の対象なんだなぁとしみじみ感じます。
ハマったきっかけは太鼓の先輩が習っており、中学の時にそれをみて衝撃を感じたことですね。
いつかやってみたいとずっと思っていて、大学院生の時にようやく習い始めることが出来ました。
今でも仕事がお休みの日の本番で、たまに踊ったりしています。
いやいや太鼓を叩いている姿、かっこいいですね〜!
太鼓を叩いている写真をよく見ると、反対で太鼓を叩く人は外国人女性っぽいし、観客は外国人、高田さんの後ろにちらっと見えるSign(看板)もアルファベットってことは、どこか海外のイベントかな?
やっぱ、どの地域でも、祭りってのは、人の興味、好奇心をくすぐるもんなんですね!
あと、プログラマーと和太鼓って結びつきは、意外性があっておもしろいです。
仕事とはまったく関係ない趣味を持つことで、新しいインスピレーションが生まれるっていう話を聞いたことがありますし。
スティーブジョブスも有名なスタンフォードでのスピーチで、
「Connecting the dots」
って言ってますもんね。
論理的思考はもちろんのこと、想像力を高めることで、イノベーションが生まれていくわけですね〜
高田さん、お仕事でお忙しい中、
「Udemy講師に聞いた!講師デビューしたい人に役立つ7つの質問」
へ回答いただき、ありがとうございました!
今回のインタビューで、会社としてUdemyの講座を作成して提供しているところがあることを初めて知りました。
個人でも簡単に講座を開設できるのが、魅力のUdemyです。
この魅力に加えて、会社の一つの戦略として、社員それぞれの得意分野について、Udemyの講座を作って販売するという新たな可能性を感じたインタビューの内容でした。
高田さんの講座は?
高田さんが開設している講座は、現在
「【ゼロから始めるデータ分析】ビジネスケースで学ぶPythonデータサイエンス入門」
一つですが、インタビューに答えていただいたように、次の講座も作成されるようなので、データサイエンス入門を学んだ方は楽しみにしておきましょう!
思ったときが始める時
新しいことを始るときには、なかなか最初の1歩を踏み出せないでいることが多いのが現実です。
実は最初の一歩を踏み出せれば、今までの自分の思い込みがちっぽけなことだったということがわかるんですよね。
すべて自分が勝手に作って思い込んでる幻想なんです。
Udemyの講師に興味をもったのなら、これを機に、Udemyの講座を作る第一歩を踏み出してみて下さい!
講師になりたい方へ役立つ7つの質問シリーズ
Udemy講師インタビュー第1弾の安達さんはこちら
Udemy講師インタビュー第2弾のマスカワさんはこちら
Udemy講師インタビュー第3弾のエクセル兄さんはこちら